スイス銀行体験記―資産運用の達人プライベート・バンクのすべて


2003年、国連、ウィンタースポーツ産業への警告でもお伝えしたが、国連が警告を発しているボーダーラインが標高1500m。日本を含む、標高1500m以下の地域のスキー場は今後全滅する恐れがある。FISワールドカップスキー、そしてその次の世代を担うワールドカップ以下のFISレースなども続々中止になった。経済協力開発機構(OECD)が13日に発表した内容は2003年の国連が発表した上記の記事とほぼ同じ内容。これに関連してすでにスイスの銀行は標高1500m以下の欧州アルプス地域のスキー関連事業への融資を停止している。スイス銀行は普通の銀行とは違い、いろんな研究所などのネットワークがある。「融資をしない」ということは「投資したお金の回収不能」を意味している。銀行がカネを渋るということは当然、今後スポンサーとなる企業も渋る可能性がある。スキーだけでなく、経済にも波紋が広がっている地球温暖化。この状態で行くと標高1500m以下の地域は人口スキー場に移行していくしか存続の道がない。中東のドバイスキー場がそのお手本になるが、あまりにもエネルギーを使っているため環境問題も指摘されている。このような状況が長く続くと100年後にスキーというスポーツがあるかどうかも疑問だ。そして今年2006年に起きたスキー経済の問題はまだオープニングに過ぎないかもしれない。12月8日のオーストリア・ザルツブルグの気温は戦後最高の19.2度を記録。2014年冬季オリンピックに立候補しているザルツブルグだが、2014年はもっと深刻かもしれない。スイスもまだ全面滑走できるスキー場がない。ワールドカップの滑降は距離を必要とするためなかなか代替レースができない状況だ。各スキービジネスは融資やスポンサーなどに頼らず、自分達で他の事業などをしてキャッシュフローを確保し、それをスキーへ投資するという形などを取らないとスキーというスポーツ事態の存続も厳しいだろう。

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提供:skinews.jp