HEADにマテリアルチェンジしたヘルマンマイヤー。だが、スキーブーツについては謎だった。LANGE公式サイトからまだ正式なアナウンスがないが、ヨーロッパのski2bはヘルマンマイヤー(AUT)がラングブーツに決まったと報道している。sport1.atにはその貴重なヘルマンマイヤーの写真がある。





実はこのニュースは19日にすでに欧州で報道されており、以前から当ブログでもLANGEブーツの可能性について指摘していた。

参照
ヘルマンマイヤー(AUT)マテリアルチェンジか?現役続行へ
速報:ヘルマンマイヤー(AUT)がヘッドにマテリアルチェンジ


 ヘルマンマイヤーの履いているブーツは市販とは異なるデザインのため、なかなか記事にできずにいた。HEADのスキーブーツならば赤、だがボディ・ミラー(USA)の昨年使用していたHEADスキーブーツはグレーのモデルだった。恐らくボディ・ミラーとディディエ・キューシェ(SUI)のヘッドスキーブーツは特殊な加工がされている特別モデルだと思われる。しかしHEADと契約した際の記者会見ではヘルマンとHEADはブーツの契約についてはコメントしていないし、HEADではない別のブーツメーカーが考えられた。

 ヘルマンのブーツ問題はどのメーカーも一切コメントしていない。LANGEのサイトなどを見ても一切アナウンスがなく、販売されているのはブルーのモデルである。下記の写真は一瞬、ATOMICのカラーに見えなくも無いが、いろいろ調べた結果どうもLANGEのようである。

■スキーメーカーの戦略とスキー選手の関係は?■

 また、ヘルマンマイヤーとLANGE・ATOMICには過去に大きな事件があった。ヘルマンマイヤーは2004年12月10日のバルディゼール男子滑降トレーニングランでATOMICと契約しているにも関わらずLANGEを一時的に履きラップを奪った記録がある。そしてこの問題はスキーサイト各誌が「ATOMICと契約しているのにLANGEを履くとは」と物議を醸していた。おそらくこの頃からATOMICとの関係がギクシャクしていたのかもしれない。普通ならこういったパフォーマンスはしないはずである。だが、ヘルマンマイヤーは当時のインタビューでATOMICと契約していたのに

「明らかにラングのほうが速い」

とバッサリコメントしている。なぜこういった行為をしたのかは正直不明である。だが、アスリートならばベターではなく、ベストの選択をするのは当然である。

 昨年、北海道新聞でナショナルチームだった安食真治選手のインタビューが掲載されていたが、彼は日本でトップレベルなのに、自腹で用具を買っていた珍しいタイプのワールドカップ選手だった。また、ライナー・ショーンフェルダー(AUT)はワールドアルペンスキーVol`2で「フィッシャーからの申し出で3点セットでと言われた」と正直にコメントしているのが印象深い。ソマテックブーツやどのメーカーもそれぞれハイレベルな製品を作っているが、ヘルマンマイヤーの事件のように、ホンネは用具をパーツごとに契約したい選手が意外に多いのかもしれない。

 最近、各スキーメーカーはスキー板の性能を最大限引き出すためにブーツも作るようになったが、この「3点セット契約」は果たして本当に「最高の選択」なのか時々疑問に思うことがある。

 3点セット契約の「本当の事情」が気になるが、この契約の仕方が各スキー選手にどういう影響を与え、今後の契約問題がどうなるか気になるところだ。ちなみに来年春、ほとんどのスキー選手が2年契約を終えマテリアルチェンジの話題が多くなると思われる。

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写真はこちら
http://www.sport1.at/5119+M591ff4661ab.html