USスキーチームは2年の開発期間をかけハイテクコンピュータをスキートレーニングに導入する。この「vlinkレーシングコンピュータ」とは様々なスキーの動きを数値化し、無駄な動きを数字として分析することができる。またうまい選手の滑りもデータ化することができるためワールドカップなどでお目見えするかもしれない。少なくともバンクーバーオリンピックまではこのシステムを使用するようである。この技術はすでに自動車レースの最高脈F1でも使用されており、1回1回の走りをすべてデータベースに蓄積することができる。詳しいシステムの詳細がちょっとわからないが、もし動画から分析できる場合、USスキーチームはオーストリアスキーチームの滑りも数値化することができるのではないかと思われる。

 今後のUSスキーチームは練習の段階から様々なポールセットをテストし、それらの全ての滑りをデータベース化していく。そしてワールドカップ当日のセッティングに対応した理想の滑りをコンピュータが弾き出し、選手達がコンピュータのデータを参考に本番に臨むという可能性がある。最終的にはコーチの無線でのアドバイスと融合させて選手自身が戦略を決める形になるのではないかと思われる。

 一昔前はトーマス・スタンガッシンガー(AUT)が「精密機械」と言われていたが、恐らくアメリカナショナルスキーチーム全体が精密機械と化すのではないかと思われる。来シーズンのUSスキーチームは要注目である。