日刊スポーツに興味深い内容の記事がある。
マイヤーは13位に沈む/アルペン
ヘルマンマイヤーの貴重なコメントが載っているのだが、すごく短いため推測でしか予想できない。記者がインタビューしてその表情からこの記事を書いているのか、記者の思惑なのかわからないが、34歳という年齢から考えれば引退してもおかしくない。精一杯やってトップのシビンダールと2秒近い差で終わっているのは事実。ただ、実際最近のワールドカップスキー選手は35を過ぎても表彰台に上がる選手がいるので一概に言えない。引退してしまったが、スウェーデンのフレデリックニーベルグは37歳で表彰台の常連だった。ニーベルグのラストの表彰台は昨シーズンの2005−2006最終戦の男子大回転で3位。怪我さえなければ今行われているアルペンスキー世界選手権の結果も変わっていたかもしれない。年齢的な問題はどうしようもないのだが、上記の記事はかなり的を得ていると思う。なぜならヘルマンマイヤー(AUT)は競争が激しいオーストリアチームに所属しているからだ。
実際に今季のリザルトを調べてみるとワールドカップすべてを合わせて一番良い成績が2006年12月にオーストリア・ヒンターストゥーダーで行われた男子スーパーGの3位が最高。男子滑降はイタリアの8位、GSは12位が最高という順位だ。イタリアのボルミオ男子滑降2連戦は23位と28位という成績。20代前半の選手が次々と表彰台に登場している中、これらの成績はちょっと考えさせられる。
しかし、 フレデリック・ニーベルグが種目を減らしたように、ヘルマンマイヤーも種目を減らし、GS1本に絞るとかすれば体力的な問題も緩和され、上位に食い込む可能性は考えられると思う。
レンガ職人からはい上がってきたヘルマンマイヤー。日本で言えば昼間働く国体の社会人レーサーからワールドカップの頂点まで上り詰めたような男である。まだやめて欲しくないのがホンネだが、シーズン終了後のヘルマンマイヤーの動きに注目したほうがいいかもしれない。
*この記事は3週間前にここの裏サイトアルペンスキーワールドカップニュースで書かれたバックナンバーです。

