消える氷河―地球温暖化・アラスカからの告発


世界のビジネスメディアが今回ワールドカップスキーの大打撃を世界各国で取り上げている。



アメリカの代表的な経済誌「フォーブス」も、今回の国際スキー連盟の問題を指摘している。開幕戦のソールデン(オーストリア)、サンモリッツ(スイス)、バルディゼール(フランス)そして、ヨーロッパ中のFISレースも中止になった。その数10レース以上だ。(詳しくは→地球温暖化でFISレース(スキー大会)が続々キャンセル=アルペンスキーFISレースをご覧ください)
国際スキー連盟のディレクターの話によると、レーススケジュールを組み立てなおすのに35万ドル、日本円で約4億円の資金が必要になる。だが、スポンサーがまったく付かず、日程的にあまりにも急な話のため、スポンサー企業としてもなかなか出資しずらいのが現状だ。国際スキー連盟ではすでに検討会議も開かれており、現在行われているビーバクリークでの代替レースを望んでおり、選手達の滞在期間も長くなるかもしれない。しかし、そのために緊急の資金はもちろん、テレビ局との放送時間の打ち合わせ、選手達の宿泊施設の問題なども浮上する。国際スキー連盟は「お金が無いから現時点ではムリだ」と代替レースのコメントをしている。ワールドカップスキーの代替レース問題はもう少し時間がかかりそうだ。国際スキー連盟は「史上最悪のシチュエーション」と語っているが、逆に喜んでいる人たちもいる。地元アメリカの人たちだ。すべではないが、ヨーロッパに雪が降らないことで北米にスキーバカンスにやってくる人たちが増加することが考えられる。時代はアルプス山脈からロッキー山脈かもしれない。ヨーロッパのスキー経済は大打撃だが、北米のスキー場は世界中からスキー客が舞い込み経済的に豊かになるだろう。15年以上前に発売され、ベルリンの壁崩壊、共産主義国崩壊など数多くの予言を当てたジェームズ・D.デビットソンが90年代初頭に書き上げた有名な書籍大いなる代償―過去の『つけ』が生む国際経済の危機
では21世紀初頭にアメリカは破綻し、世界が不況になっていくが、アメリカ・コロラド州などは治安も良く、ベイルなどが世界の理想の都市になると指摘している。興味のある人はぜひご一読いただきたい。もし、この予言が的中するなら世界のスキー経済中心地はオーストリアからアメリカ・ベイル辺りに移行するのかもしれない。

関連情報:国連、ウィンタースポーツ産業への警告(1)
ファーストスキーネットの2年前の記事です。